二日酔いを防ぐ!お酒が抜けるまでの時間を知っておこう
健康

二日酔いを防ぐ!お酒が抜けるまでの時間を知っておこう

「飲み過ぎた...辛い」そんな二日酔いを防ぐには、自分のお酒の分解時間を知ることが大切です。アルコール代謝の仕組みと、二日酔いにならないための具体的な対策を紹介します。

楽しいお酒、次の日に後悔していませんか?

忘年会、新年会、歓送迎会...。 お酒を飲む機会は一年を通してたくさんあります。楽しい時間を過ごすのは良いことですが、翌日まで残る「二日酔い」は避けたいものです。

「自分はどれくらい飲んでも大丈夫なんだろう?」 「あと何時間で酔いが冷めるんだろう?」

これらの疑問を解消するためには、アルコールが体内でどのように分解されるのか、その仕組みと時間を知ることが重要です。

アルコール代謝のメカニズム

私たちが飲んだお酒(アルコール)は、胃や小腸で吸収され、血液に乗って肝臓へと運ばれます。肝臓では、主に2つのステップで分解が行われます。

ステップ1:アセトアルデヒドへの分解

まず、アルコールは「アセトアルデヒド」という物質に分解されます。実は、このアセトアルデヒドこそが、顔が赤くなったり、頭痛や吐き気を引き起こしたりする悪酔い・二日酔いの原因物質です。

ステップ2:酢酸への分解

次に、有害なアセトアルデヒドは「酢酸」へと分解され、最終的には水と二酸化炭素になって体外へ排出されます。

このステップ2の処理能力(アセトアルデヒドを分解する力)は、遺伝によって大きく異なります。「お酒に強い」「弱い」というのは、主にこの分解酵素の活性度合いで決まるのです。

お酒が抜けるまでの時間

一般的に、純アルコール20g(ビール中瓶1本、日本酒1合程度)を分解するのに、体重60kgの人で約3〜4時間かかると言われています。

しかし、これはあくまで目安。実際には、以下の要素によって分解時間は大きく変わります。

  • 体重: 体重が重いほど、肝臓が大きく代謝能力が高い傾向にあります。
  • 性別: 一般的に男性よりも女性の方が、アルコール分解に時間がかかると言われています。
  • 体質: お酒に強い人、弱い人。
  • 体調: 睡眠不足や疲れが溜まっている時は、分解能力が低下します。

意外と知られていないのが、**「寝ている間は分解が遅くなる」**こと。睡眠中は肝臓の働きもスローダウンするため、飲んですぐに寝てしまうと、翌朝までアルコールが残りやすくなります。

二日酔いを防ぐ3つの極意

1. 「食べながら」飲む

空きっ腹にお酒を入れると、アルコールの吸収が急激に進み、血中濃度が一気に上昇します。タンパク質(枝豆、焼き鳥、豆腐など)や脂質を含む食事を一緒に摂ることで、アルコールの吸収を穏やかにし、肝臓への負担を減らすことができます。

2. 同量の「水」を飲む(チェイサー)

お酒には利尿作用があるため、飲んでいるつもりでも体は脱水状態になりがちです。脱水は二日酔いの症状(頭痛など)を悪化させます。お酒と同量の水(チェイサー)を交互に飲むことで、脱水を防ぎ、飲み過ぎのペースダウンにも繋がります。

3. 時間を管理する

「翌朝7時に起きるなら、逆算してお酒は何時までに切り上げるべきか?」 これを把握しておくだけで、翌日のコンディションは劇的に変わります。

Jeneeのアルコール分解時間計算ツール

「今夜はビール2杯とハイボールを飲んだ。お酒が抜けるのは何時頃?」 そんな時は、この計算ツールでチェックしてみましょう。

アルコール分解時間を計算する

体重と飲んだ量(種類)を入力するだけで、体からアルコールが抜ける目安の時間を簡単にシミュレーションできます。

よくある質問(FAQ)

Q. サウナやお風呂で汗をかけば、早くお酒が抜けますか?

答えはNoです。汗から排出されるアルコールはごくわずか(数%程度)です。むしろ、飲酒後の入浴やサウナは脱水症状を加速させたり、血圧の変動により心臓に負担をかけたりする危険性が高いため、絶対に避けましょう。

Q. 「寝酒」は睡眠に良いですか?

寝つきは良くなるかもしれませんが、睡眠の質は低下します。アルコールが分解される過程で交感神経が刺激され、眠りが浅くなったり、中途覚醒(夜中に目が覚める)が増えたりします。質の良い睡眠のためには、就寝の数時間前までに飲み終えるのが理想です。

Q. 迎え酒は効果がありますか?

効果はありません。一時的に感覚が麻痺して症状が和らいだように感じるだけで、体内のアルコール総量は増え、肝臓への負担も大きくなります。二日酔いの時は、水分と栄養を摂って肝臓を休ませることが一番の回復法です。

Q. 飲酒後に運動すればアルコールは抜けますか?

いいえ、運動によってアルコールの分解が早まることはありません。むしろ、飲酒後の激しい運動は脱水を悪化させ、心臓に負担をかける危険があります。アルコールの分解は主に肝臓で行われるため、安静にして肝臓に血流を集中させる方が効率的です。

Q. お酒を飲んだ翌日の運転は大丈夫ですか?

飲んだ量と時間によっては、翌朝もアルコールが体内に残っている可能性があります。例えば、深夜2時まで飲酒していた場合、朝7時の時点でもアルコールが抜けきっていないことがあります。少しでも不安がある場合は、運転を控えてください。

まとめ

お酒は適量なら人生を豊かにしてくれますが、飲み方を間違えると健康や翌日の生活に支障をきたします。

自分の「限界」と「分解時間」を知り、食事や水もしっかり摂る。 賢い飲み方で、いつまでも美味しく、楽しくお酒と付き合っていきましょう。

二日酔いを防ぐ!お酒が抜けるまでの時間を知っておこう | Jenee