
朝スッキリ起きるには?レム睡眠・ノンレム睡眠を活用した起床術
毎朝だるさを感じていませんか?睡眠サイクル(レム睡眠・ノンレム睡眠)を理解し、最適な起床時刻を知ることで、目覚めが劇的に変わります。睡眠の質を高める実践的な方法を解説します。
朝、目覚ましが鳴っても起きられない…
「十分な時間寝たはずなのに、朝が辛い」「目覚ましを何度もスヌーズしてしまう」「起きた瞬間から体がだるい」——そんな経験はありませんか?
実は、睡眠時間の長さだけでなく「いつ起きるか」が目覚めの質を大きく左右することをご存知でしょうか。
私たちの睡眠には一定のリズムがあり、そのリズムに合わせて起床することで、驚くほどスッキリと目覚めることができるのです。
睡眠サイクルとは?レム睡眠とノンレム睡眠の違い
睡眠は、大きく分けてレム睡眠とノンレム睡眠の2種類があります。この2つが交互に繰り返されることで、私たちの睡眠は構成されています。
ノンレム睡眠(深い眠り)
- 脳も体も休息する深い眠り
- 成長ホルモンの分泌が活発
- 体の修復・回復が行われる
- この段階で起こされると強い眠気を感じる
レム睡眠(浅い眠り)
- Rapid Eye Movement(急速眼球運動)の略
- 脳は活動しているが体は休息
- 夢を見やすい状態
- この段階で起きると目覚めがスッキリ
90分の睡眠サイクル
ノンレム睡眠とレム睡眠は約90分を1サイクルとして繰り返されます。そして、レム睡眠の終わり(サイクルの変わり目)に起きると、自然にスッキリと目覚められるのです。
一晩の睡眠では、このサイクルが4〜6回繰り返されます。
なぜ起床タイミングが重要なのか
深いノンレム睡眠中に無理やり起こされると、脳がまだ休息モードのため「睡眠慣性」という状態になり、強い眠気やだるさを感じます。
一方、レム睡眠の終わりは脳がすでに覚醒に近い状態にあるため、少ない睡眠時間でも比較的スッキリと起きられるのです。
つまり、7時間30分睡眠で深い眠りの途中で起きるよりも、6時間睡眠でサイクルの切れ目で起きる方が、目覚めが良いことがあるのです。
最適な起床時刻の計算方法
睡眠サイクルを活用した起床時刻の目安は、以下のように計算できます。
計算式
最適な起床時刻 = 就寝時刻 + 入眠時間(約15分) + (90分 × サイクル数)
就寝時刻別のおすすめ起床時刻
| 就寝時刻 | 4サイクル(6時間) | 5サイクル(7.5時間) | 6サイクル(9時間) |
|---|---|---|---|
| 22:00 | 4:15 | 5:45 | 7:15 |
| 23:00 | 5:15 | 6:45 | 8:15 |
| 24:00 | 6:15 | 7:45 | 9:15 |
| 1:00 | 7:15 | 8:45 | 10:15 |
※入眠までの時間を15分として計算
Jeneeの睡眠時間計算ツール
「自分に最適な起床時刻を簡単に知りたい」という方は、Jeneeの計算ツールをご活用ください。
就寝予定時刻と年齢を入力するだけで、あなたにおすすめの起床時刻と、年齢別の推奨睡眠時間を確認できます。
年齢別の推奨睡眠時間
最適な睡眠時間は年齢によって異なります。米国睡眠財団(NSF)のガイドラインでは、以下のように推奨されています。
| 年齢層 | 推奨睡眠時間 |
|---|---|
| 新生児(0〜3ヶ月) | 14〜17時間 |
| 乳児(4〜11ヶ月) | 12〜15時間 |
| 幼児(1〜2歳) | 11〜14時間 |
| 未就学児(3〜5歳) | 10〜13時間 |
| 学童(6〜13歳) | 9〜11時間 |
| ティーンエイジャー(14〜17歳) | 8〜10時間 |
| 若年成人(18〜25歳) | 7〜9時間 |
| 成人(26〜64歳) | 7〜9時間 |
| 高齢者(65歳以上) | 7〜8時間 |
お子様の睡眠時間管理にも、ぜひ参考にしてください。
より良い睡眠のための5つの習慣
起床タイミングだけでなく、睡眠の質を高める習慣も大切です。
1. 毎日同じ時刻に起床する
休日も含めて起床時刻を一定にすることで、体内時計が整い、自然と眠くなり自然と目覚められるようになります。
2. 就寝1時間前からブルーライトを控える
スマートフォンやパソコンの光は、睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌を抑制します。就寝前はナイトモードを活用するか、電子機器から離れましょう。
3. 寝室の環境を整える
- 室温は18〜22度が理想的
- できるだけ暗くする
- 静かな環境を確保する
4. カフェインは就寝6時間前まで
カフェインの半減期は4〜6時間です。午後遅くのコーヒーは睡眠に影響する可能性があります。
5. 適度な運動を取り入れる
日中の運動は睡眠の質を向上させますが、就寝直前の激しい運動は逆効果になることがあります。
睡眠に関するよくある質問(FAQ)
Q. 90分サイクルはすべての人に当てはまりますか?
睡眠サイクルの長さには個人差があり、75分〜120分程度の幅があると言われています。90分はあくまで平均的な目安です。自分に合ったサイクルは、実際に試しながら見つけていくことをおすすめします。
Q. 睡眠負債は週末の寝溜めで解消できますか?
残念ながら、平日の睡眠不足を週末だけで完全に解消することは難しいです。むしろ、週末の寝すぎは体内時計を乱し、月曜日の朝がさらに辛くなる原因になります。平日も含めて規則正しい睡眠習慣を心がけましょう。
Q. 昼寝は夜の睡眠に悪影響ですか?
適度な昼寝(15〜20分程度)は、午後のパフォーマンス向上に効果的です。ただし、30分以上の昼寝や、午後3時以降の昼寝は夜の睡眠に影響する可能性があります。
まとめ
毎朝スッキリ起きるためのポイントは、以下の3つです。
- 睡眠サイクル(約90分)を意識した起床時刻を設定する
- 年齢に応じた適切な睡眠時間を確保する
- 睡眠の質を高める習慣を取り入れる
まずは今晩から、睡眠時間計算ツールを使って自分に最適な起床時刻をチェックしてみませんか?小さな工夫で、毎朝の目覚めが変わるかもしれません。